ブログ「造材部のつぶやき」
クボデラ造材部のスタッフブログです。日々の出来事などを発信します。
三ツ星 建築の旅シリーズ Part2 第1回「ベルリンの歩き方」
泉幸甫建築研究所 建築家 泉幸甫 1-ベルリンの歩き方 冷戦構造の崩壊 第二次世界大戦後の歴史を大きく見ると、1989年のベルリンの崩壊の前後で分かれる。ベルリンの壁の崩壊は東西冷戦構造の崩壊の象徴で、また日本ではバブル経済が崩壊し、戦後の経済成長が終焉した。 東西冷戦構造期の東アジアでは韓国や台…
非住宅木造建築フェアが開催されます
【昨年度の展示会の様子、主催ホームページから】 非住宅木造建築フェアが開催されます 我が国の木材業界は長年、新設住宅需要に多くを依存してきました。近年、既存住宅等改修需要の高まりを受けてリフォームにも関心が集まりましたが、リフォーム市場は住設・建材大手メーカー、リフォーム専業事業者、水工・電工関係の…
地球温暖化の責任は人間にある
地球温暖化の責任は人間にある IPCC第6次評価報告書第一作業部会(自然科学分野)から 【世界平均気温の年平均変化 観測値ならびに人為・自然起源両方の要因を考慮した推定値(上)および自然起源の要因のみを考慮した推定値(下)、いずれも1850~2020年。 IPCC評価報告書から】 国連の気候変動に…
乱高下状態の米国製材市場
乱高下状態の米国製材市場 310㌦→1640㌦→439㌦→? 北米市場の製材価格はジェットコースターのような乱高下を演じています。20年4月の310㌦を直近底値に、21年5月には1640㌦を記録したカナダ産SPF2×4製材(№2&ベター、1000BM当たり、工場渡し)が、21年8月第2週には439㌦…
外構部の木質化対策支援事業の募集が始まります
【木塀で改修された霊園】 外構部の木質化対策支援事業の募集が始まります 全国木材協同組合連合会(全木連)は21年8月18日午後1時から、「令和3年度外構部の木質化対策支援事業 外構実証型事業」の第3次募集を行います。同事業は既に今年度2回実施しており、今回の第3次募集をもって終了となります。募集(事…
三ツ星 建築の旅シリーズ Part1 第6回「スリランカの歩き方」
泉幸甫建築研究所 建築家 泉幸甫 6―スリランカの歩き方 スリランカへの旅 建築家、ジェフリー・バワ(Geoffrey Bawa 1919∼2003)、通称バワはスリランカの建築家。最近、彼が設計したリゾートホテルは雑誌などにもよく紹介され、建築の専門以外の人にも彼の名前は聞き及んで、コルビュジェ…
三ツ星 建築の旅シリーズ Part1 第5回「東南アジアの歩き方」
泉幸甫建築研究所 建築家 泉幸甫 5-東南アジアの歩き方 バリへの旅 バリへ行ったのは1990年。もう33年も前のことだからバリも随分変わったと思う。 しかし、その頃から有名な観光地であることに変わりはなく、サヌールを始めとして海岸沿いには世界的なリゾートホテルが軒を並べていた。 この年になってく…
三ツ星 建築の旅シリーズ Part1 第4回「沖縄、台湾の歩き方」
泉幸甫建築研究所 建築家 泉幸甫 4-沖縄、台湾の歩き方 沖縄 沖縄は江戸初期、薩摩藩によって侵攻されるが、それ以前は中国の文化を取り入れながらも沖縄独自の豊かな文化を育んでいたといわれる。薩摩藩によって支配権を奪われるようになってからも、一方では中国とも冊封・朝貢関係を続け、どっぷり日本の支配が…
三ツ星 建築の旅シリーズ Part1 第3回「東アジアの歩き方」
泉幸甫建築研究所 建築家 泉幸甫 3-東アジアの歩き方 日本は古来、大陸から大きな影響を受けてきた、と小学生の頃よりずっと教わってきた。しかし実感としてそれがとらえられるようになったのは近隣アジアを、そしてヨーロッパを見るようになってからだ。ヨーロッパを見ることで初めてアジアを対比的に見ることがで…
三ツ星 建築の旅シリーズ Part1 第2回「奈良の歩き方」
泉幸甫建築研究所 建築家 泉幸甫 2-奈良の歩き方 初詣に奈良の東大寺によく出かける。何故わざわざと思われるかもしれないが、あえて理由を付けるとすると、正月だし、小さい社寺より日本で一番デカいお寺の方が気宇壮大、ご利益も大きいのでは、といったところか。 そして大仏殿だけでなく、大仏殿の周辺を反時計…