高級木材の代名詞、日本でも不変の人気
[ウォルナット(東京銘木市場)]
ウォールナット(クルミ科)は世界三大銘木のひとつに数えられます。紫色を帯びた深い暗褐色の美しい木目は、古くから世界中で評価が高く、高級材の代名詞となっています。
日本ではブラックウォールナットを中心に、クラロウォールナット、ヨーロピアンウォールナット、バストゥーンウォールナットなど、いくつかの種類が流通しています。日本でも1980年代前後からウォールナット人気が高まり、現在も高級広葉樹の売れ筋樹種となっており、特にテーブルトップなどの無垢1枚板は大手家具販売店でも人気の的です。
[ウォルナット(東京銘木市場)]
最も流通量が多いブラックウォールナットは、米国東部及びカナダのオンタリオ州など。クラロウォールナットは米国西海岸のカリフォルニア一帯に限られます。クラロウォールナットはブラックウォールナットにイングリッシュウォールナットを接ぎ木し、うまく生育した状態を呼びます。さらにこのクラロウォールナットとブラックウォールナットが自然な状態で交配したものがバストゥーンウォールナットとなります。
バストゥーンウォールナットは銘木市場でたまに見ることがありますが、極めて希少性の高い種類といえます。
ウォールナットは、ほかにない紫色がかった暗褐色の深い色合いと美しい木肌が特徴で、縮杢など独特の杢が製材表面に浮き上がったものは一層の深みを引き出し、市場で高く評価されます。
狂いが少なく、加工性、塗装性も良好なことから、欧州の木製家具では古くから加工性が高く、意匠性に富んだウォールナットを原材料とした名品が次々と作り出され、「ウォールナットの時代」と称された時期もあったそうです。
当社では豊富なウォールナット原板から、お客様の求めるデザイン、寸法に応じ、1丁ずつ丁寧に加工していきます。現在、ウォールナットをはじめとした内外産針葉樹、広葉樹化粧板をはめ込んだパーテーションも制作しております。
[ウォールナット 1枚板]