「家づくり学校」第14期が開講します

【家づくり学校の講義の様子】

【家づくり学校の講義の様子】

住宅設計を主力とした建築家組織であるNPO法人「家づくりの会」(東京都)は、22年6月から第14期「家づくり学校」を開講します。校長先生は建築家の泉幸甫さん(泉幸甫建築研究所代表)。講師は家づくりの会の建築家を中心に、多数の著名ゲスト講師も招き、現実現場に即した建築を学ぶ活動です。建築家有志が商売ではなく、手弁当でここまで取り組むケースは全国でも稀ではないかと思います。

実際に住宅の設計をするとなると、施主や施工者がいて、また現代に即した現実的で新しい知識も必要です。「家づくり学校」では、現実の仕事はどのようにして進めるのか、大学では教えてもらえない知識と能力について、これから住宅設計をやりたいと思っている学生、設計事務所や工務店勤務の人、また設計事務所を立ち上げて間もない人たちを対象に伝え、若手を育成していくなかで、本当の意味での良質な住宅が少しでも多く生まれていくことを目的としています。

「家づくり学校」のカリキュラムは、座学中心の第1学年、素材や技術の見学による第2学年、幅広い知見を身につけるための演習を行う第3学年、建築家のスタジオに配属され、その建築家の設計術を習得する第4学年を設けており、月に1回のペースで計4年間の受講をもって完結します。

特に2学年の見学コース、4学年のスタジオ制は、他の学校には見られないユニークなカリキュラムです。この活動は2014年日本建築学会教育賞(教育貢献)を受賞しています。

講師は住宅設計の経験豊富な、家づくりの会に所属する建築家が分担し、その講師の考え方や技術を惜しみなく伝えます。授業後の懇親会などで、講師以外の建築家とも交流を深めることができます。少数精鋭だからできる、密度の濃い授業、講師や仲間との交流は、何事にも代えがたい経験となります。

一昨年度より新しく特別構造ゼミ(受講資格は在校生・卒業生及び家づくりの会関係者)を設け、さらに構造に特化したカリキュラムを行っております。

ここでは第1学年(座学、全9回)のカリキュラムを紹介します。
第1回6月26日「住宅設計とは」
第2回7月24日「断面から考える」
第3回10月2日「構法から考える」
第4回10月23日「木から考える」
第5回11月27日「コストから考える」
第6回12月25日「環境から考える」
第7回1月29日「外構から考える」
第8回2月26日「生き残るためには」
第9回22年3月 5日「発表会」

第2学年(見学、全9回)では素材の生産地や政策の現場を見学します。内容は「素材」、「植木」、「石」(鉄平石)、「建具」、「左官」、「木材」、「板金」、「古建築」、「発表会」。
第3学年(演習、全9回)では講義と課題説明を前半、成果物発表と講評を後半という形式で4つの課題に取り組みます。内容は「平面計画」(前期)、「平面計画」(後期)、「形態」(前期)、「形態」(後期)、「環境」(前期)、「環境」(後期)、「リノベーション」(前期)、「リノベーション」(後期)、「発表会」。
第4学年(全9回)では、講師アトリエ事務所でのスタジオ制とし、リアルな課題に対して設計をまとめつつ、建築家の設計技術を習得します。

詳細はNPO法人家づくりの会URL(下記)からご確認ください。
第14期の講義内容・日程および受講料|家づくり学校 | NPO法人 家づくりの会 (npo-iezukurinokai.jp)

【家づくりの会ギャラリー】

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