浸漬工法とは
浸漬工法とはいわゆるドブ漬けの事です。非常にシンプルなので、大掛かりな設備も不要で、木本来の作用を利用して不燃液を浸透させますので、均一な不燃処理加工が可能になりました。処理後の乾燥も高湿ではなく、低湿除湿型の乾燥システムを採用しておりますので、仕上がりも美しく、高品質で低価格な製品化を実現しております。
対応可能認定一覧
種類 |
樹種 |
対応板厚mm |
塗装対応 |
下地の制限 |
不燃 |
桧 |
12~50 |
|
無し |
不燃 |
杉 |
12~50 |
|
無し |
準不燃 |
桧 |
6 |
|
準不燃以上 |
準不燃 |
杉 |
6 |
○ |
準不燃以上 |
不燃 |
杉、桧 |
18~150 |
|
無し |
不燃 |
桧 |
18~150 |
○ |
無し |
不燃 |
杉 |
18~300 |
○ |
無し |
準不燃 |
桧 |
10~150 |
|
無し |
準不燃 |
桧 |
10~150 |
○ |
無し |
準不燃 |
杉 |
12~50 |
○ |
無し |
製品のお取扱いについて ※施工前に必ずお読みください
- 保管場所:湿度の多い場所を避け、風通しのいい場所で保管してください。
- 取付方法:薬剤は酸性ですので、取付金物などはステンレス等錆び難い素材をご使用ください。
- 製品保証:製品保護のため、塗装などをされる場合は浸透系の塗料をご利用ください。
- 白華現象:取付状況、環境により、製品表面に白い粉が発生する場合がありますが、品質には問題ありません。強めに絞った布巾などで拭き取ってください。
製造工程
① 製材 |
3日~2週間程度 |
浸漬工法では製材したてのグリーン材と呼ばれる水分を含んだままの素材を採用しております。 事前乾燥をしないので、エネルギーコストの削減につながります。 |
② 不燃処理 |
約10日間 |
薬剤と木中の水分の濃度置換作用を利用し、不燃液を木材内部に浸透させていきます。(浸漬方式)温度管理と時間管理、液管理のノウハウが活かされます。 |
③ 養生 |
4~5日程度 |
不燃処理後、薬剤の定着、安定を促進するため、自然乾燥にて養生を行います。 |
④ 乾燥 |
約1週間~2週間 |
高温乾燥による不燃成分の揮発を防ぐため、低温型の乾燥システムにて素材に負担をかけずに乾燥を行います。 |
⑤ 加工仕上げ |
4~5日程度 |
ご希望のサイズ、形状に加工仕上げを行います。不燃系の木材には不燃材が固形分となっているので、経験、改良によるノウハウが活かされています。 |
⑥ 出荷 |
ご注文後 約45日程度 |
御注文いただいてから、約45日程度で出荷となります。納期は在庫状況、工場の稼働状況により変動いたします。 |
ご注文の流れ
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