21年11月17~19日、東京ビッグサイトで日本最大級の住宅・建築関連専門展示会「ジャパンホームショー2021」が開催されます。同展示会を主催する一般社団法人日本能率協会は、毎年、展示会開催を前に、優れた建築を生み出すことに貢献し得る優れた製品、未来の布石となる製品を、「みらいのたね賞」として選出、表彰しています。
5回目となる今年は、ゲスト選考委員に、建築家の小堀哲夫氏(小堀哲夫建築設計事務所)を招き、選考委員の一般社団法人HEAD研究会松永安光理事長、山本想太郎設計アトリエ山本想太郎代表とともに、同展示会出展約230点の中から9点を「みらいのたね賞」として選出しました。「木繊維断熱材シュタイコ」も「みらいのたね賞」に選出され、11月17日に表彰式およびトークセッション「みらいのたね賞シンポジウム」が開催されます。イケダコーポレーション様、おめでとうございます。
「木繊維断熱材シュタイコ」(出展企業はイケダコーポレーション様、ブース番号:W1U-13)は当社が首都圏地区で唯一の販売代理店として、在庫販売させていただいている製品です。
シュタイコは針葉樹間伐材や端材を原材料とし、接着剤やホルムアルデヒド放散物質を一切使用せず、製造から梱包に至るまで環境への適合を最優先しています。また、製造工程における二酸化炭素排出が極めて小さく、製品はFSC、PEFCの持続可能な森林認証を取得しています。折からグラスゴー(英国)で開催されたCOP26(第26回気候変動枠組条約締約国会議)でも、COP26から指定され、シュタイコの木繊維断熱材を用いたモデル住宅が会場近くに建設されました。
性能面では圧倒的な熱容量と極めて小さな熱拡散性をという他の断熱材にはない特徴を有し、冬の寒さ対策にとどまらず、夏の猛暑対策にも最適です。断熱材としての性能にも優れ、「木繊維断熱材シュタイコ」をHEAT20のGⅡ仕様に取り組む建築設計関係者や工務店、ビルダーもいます。断熱性能に加え、多くの断熱材では困難な高い透湿性能を有し、内部結露問題を解消します。また、遮音性能に優れている点も木繊維断熱材の特徴です。欧州では木繊維断熱材が大きな市場比率を占めており、今後、さらに伸びが見込まれます。
ゲスト選考委員の小堀氏は選評として、「従来の発泡スチロール系断熱材は、冬の寒さを防ぐために熱伝導率の低さが重要視され、熱容量までは考えられておらず、夏は室内まで熱が到達してしまっていた。シュタイコは発泡スチロール系断熱材と同等の熱伝導率の低さでありながら、熱容量が大きいので、夏も約20℃の過ごしやすい室温に保つことができる。木繊維断熱材ということで環境にも優しく、水蒸気吸放湿性能も高いので、蒸し暑い梅雨の時期も快適である。日本の住宅もかつては茅葺きや土蔵など熱容量の大きな素材を使っていたことから、シュタイコは理にかなった素材であり、現代の日本の木造住宅にあった断熱材であるといえる」と述べています。
「木繊維断熱材シュタイコ」はイケダコーポレーション様ブースで実物展示を見て触って確かめることができます。物性、性能、施工等の詳細資料も多数用意しています。ぜひ、ご覧いただきたいと思います。また、当社でも「木繊維断熱材シュタイコ」に関する各種資料、カットサンプルを用意しております。お気軽にお問い合わせください。
「みらいのたね賞」受賞式および「みらいのたね賞シンポジウム」は11月17日午後2時から西展示棟会場内講演会B(西1ホール)で、小堀、松永、山本の各選考委員が登壇して開催されます。また、会期中「みらいのたね賞ツアー」も予定しており、17日には午後3時45分ごろから小堀氏が同行して行われます。さらに11月4日にはオンライン方式で「みらいのたね賞~未来に繋がる建材とは~会期前トーク」を午後7時から開催します。これらイベントへの参加申し込みはジャパンホームショーの「みらいのたね賞」公式サイトから入ってください。
pdf-mirai-news.pdf (jma.or.jp)